ホームみなさまへ > 会長挨拶
会長挨拶
 令和3年5月から山梨県産婦人科医会会長に就任致しました梶山浩です。父の代から甲府市内に産婦人科医院を開業し、今年で60年になります。父に病気が見つかり、大学病理医から産婦人科に転向する際、「産婦人科は斜陽だよ。」と、市内の先輩産婦人科開業医から言われた言葉を思い出します。
 あれから30年、がむしゃらに産科医療に邁進してきましたが、現在の産科医療を取り巻く環境は、さらに厳しいものになってきたと感じます。30年前、すでに少子化の兆候はありましたが、出生数の減少はさらに進み、産婦人科医不足や後継者不足から分娩施設も減少しました。また、新型コロナ感染症の脅威はいまだに衰えず、立ち合い分娩や面会などの制限も行われており、妊婦の皆様には大変なご迷惑をおかけしております。
 妊婦さんたちが子供を安心して産み育てるために、産婦人科医会として何ができるのか、課題を見つけ解決に向けて、産婦人科学会、県医師会、行政機関とも連動しながら取り組んでまいる所存です。会員の先生方におかれましては、今後ともご指導、ご協力をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
一般社団法人 山梨県産婦人科医会
会長 梶山 浩