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組織と事業

会長あいさつ

一般社団法人山梨県医師会 会長 鈴木昌則
県民の皆様、山梨県医師会ホームページにようこそお越し下さいました。
私は、去年8月から、県医師会会長に就任しました鈴木昌則です。
このホームページは、県医師会の活動を紹介するとともに、県民の皆様方に医療に関する情報を提供し、医師会の存在を身近に感じて頂くために開設しております。
ところで、来年夏には紙幣の顔が一新されますが、ご存じのように千円札の新しい顔は、北里柴三郎です。北里柴三郎は、近代日本医学の礎を築くとともに、「抗体」の発見、「血清療法」の開発など世界の医療の発展に大きく貢献しました。
その北里が、国民の健康を守るためには、医師の大同団結が必要として創設したのが現在の日本医師会の前身である大日本医師会です。
山梨県医師会も、北里の思いを実現すべく、目的に県民の命と健康を守り、社会福祉の増進を掲げて、日々の診療活動をはじめ、各種の予防接種、学校医、産業医として、県民の皆様のお近くで働いています。新型コロナウイルス感染症との闘いでは、県に協力し、PCR検査、ワクチン接種、さらには自宅療養者や宿泊療養者の健康観察などに取り組みました。
今、本県の地域医療は、様々な課題を抱えております。2024年は、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、医療ニーズ急増の転機になるといわれています。こうした中、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で生活できるよう関係機関が連携して、包括的かつ継続的な在宅医療・介護を提供できる体制、いわゆる「地域包括ケアシステム」の構築が求められています。
また、医師の働き方改革や慢性的な医師偏在、開業医の高齢化などが進む中、救急医療体制の疲弊が進み、近い将来、立ち行かなくなることが懸念されています。こうしたことから、入院や手術などが必要のない帰宅可能な軽症患者の対応をする初期救急のセンター化や手術や入院が必要な重症患者のための二次救急病院の集約化など救急体制の再構築が喫緊の課題となっています。
県医師会では、こうした課題の解決に向けて、県と連携して取り組み、県民の皆さんに安心を提供できる社会の実現を目指して参ります。そのためには、県民の皆様の医師会活動へのご理解とご協力が欠かせません。このページを通して県民の皆様の医師会への理解の促進の一助になればと切に願っております。