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医師会からのお知らせ

第25回健康と医療作文コンクール

優秀賞

「ぼくが心がけていること」
保坂 諒
山梨学院小学校5年
ぼくが健康のために心がけていることは、減塩です。
家の食事では、以前は夕食に煮魚や肉いため、味そ汁や煮物をよく食べていました。しかし今では、肉や魚は味つけせずにそのまま蒸したり焼いたりすることが多くなりました。野菜は生サラダや味つけをしていない温野菜がよく出てきます。ぼくは、それらにレモン汁をかけて食べたり、自家製のみょうがの甘酢づけといっしょに食べたりしています。どうしても塩が足りないと感じる時には、少量の塩をふりかけて、塩が直接舌につくように食べています。そうすると、少量の塩でも満足できて、減塩になると父から教わりました。確かにそうだと思いました。また、ぼくの大好きなカレーライスで、以前は市販のカレールーを使っていましたが、今では母がスパイスを調合して作っています。朝食や昼食のパンやめん類には塩分が入っているので、今では母が作る減塩パンや無塩うどんを食べるようになりました。また、おやつはポテトチップスや調理パンはなるべくひかえて、代わりにぶどうやももなどの果物を食べることにしています。山梨は美味しい果物がたくさんあるので、ぼくは幸運だと思います。
外食ではラーメンやおすしが大好きで、以前はよく父や母に連れていってもらいましたが、今では行く回数を減らしています。たまに食べる時には父や母とわけることで量を減らしています。ラーメンやおすしは大好きなので、減塩を始めた時には抵抗がありましたが、今ではラーメンのつゆを飲むとしょっぱいと感じるようになり、だんだんそういう気持ちがなくなりました。また、それ以外にも一口食べて味がこいと感じたものは、できるだけ食べないようにしています。その他の工夫としては、マヨネーズやタレなどはお店の人にたのんでかけずに別の容器にしてもらい、少しだけつけて食べるようにしています。少しずつ自分で調整できるので、この工夫はそんなにいやだとは思いませんでした。このごろは、お店のメニューを見るとどれが塩分を減らしやすいか、そしてどれが塩味がなくても美味しいかを見極める力がだんだんついてきたので、とてもうれしいです。
学校の給食では以前は5、6人前は軽く食べていたのですが、おかずが増えると塩分量が増えてしまうため、おかずのおかわりをできるだけなくし、残せるものはできるだけ残しています。大好きなものをおかわりしないのはとてもとてもつらくて、今も少しつらいぐらいだけれど、だんだんおかずの量を減らしてきています。給食はみんなが食べやすいようにしっかり味つけされているので、給食の味になれてしまうと、塩味の感覚がにぶってしまうので、気をつけなければいけないと思っています。
このような減塩で家族のみんなには苦労をさせてしまったと思います。父は始めの時から今まで、ぼくだけが減塩してさみしくないように同じものを食べてくれています。母は塩分がこくならないようにいつも考えてくれています。弟は食べたいものもがまんしてくれています。ぼくはみんなに申しわけないと思うけれど、父や母は
「減塩することで家族みんなが健康で長生きできるから大丈夫だよ。」
と言ってくれます。ぼくは、みんなの気持ちを受けとめて、これからも健康に気をつけた食生活をしていきたいです。