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医師会からのお知らせ

第22回ふれあい医療作文コンクール

優秀賞
「自分を大切に」
金丸 莉穂
東雲小学校4年
私の頭にはキズがあります。そのキズは女の子だからと目立たないようにしてくれたので分かりません。5さいのときに開頭手じゅつをしたあとです。病気を見つけてくれたのは山梨の病院の先生で、手じゅつをしてくれたのは東京の子ども病院の先生です。入院していた山梨の病院に東京の病院からお医者さんが二人、かんごしさんが一人むかえに来てくれました。救急車で東京の病院へ行きました。救急車の中で、先生としりとりをした事を覚えています。それ以こうの事はあまり覚えていません。手じゅつの説明のときに、失明するかも知れない事、体にしょう害がのこるかも知れない事、頭の手じゅつなので何が起きてもおかしくないと言われたそうです。
頭の手じゅつは13時間かかったそうです。手じゅつをしてくれた先生に感しゃもしているし、13時間も手じゅつをしてとても大変だったろうなと思っています。しゅようはとても大きかったそうです。でも、先生がきれいに取ってくれたので、毎日元気に生活しています。
私の体も命も先生に助けてもらいました。手じゅつの後はにおいが分からないし、しやがせまくなり、1日数回薬を飲んで、注しゃもしています。注しゃは、お母さんにしてもらっていたけど、なれてきて自分で打てるようになりました。においが分からなくても、しやがせまくても、薬があるおかげでまわりのお友達と変わらない生活をしています。でも、私の体は病気や熱に弱いです。熱が出ると体がとてもだるくなってしまいます。それに、体が重く感じて起き上がるのがせいいっぱいなくらいになってしまいます。その時は、近くの病院に行って、ホルモンざいのてんてきをしてもらいます。ひどいときは、入院になることもあります。東京の先生と山梨の先生が同じように私の体をみてくれるので安心しています。ふ通のかぜなら、学校医の先生にみてもらいます。しやの検さや目のことは、甲府の病院でみてもらいます。毎日飲む薬を出してもらったり、頭の検さは手じゅつをした東京の病院へ行っています。私は、たくさんの先生にみてもらっているので、毎日けんこうでいられるのでとてもうれしいです。
私はしょう来お医者さんになりたいです。理由は、私はいろんな先生に助けてもらったので、今度は私がお医者さんになって、おん返しをしたいからです。それに、自分の病気や体のことが分かるようになるし、病院にいれば何かあっても相談ができる人がいるからです。そして英語の勉強もしたいです。先生が国さい電話で、お話をしていました。それを聞いて私もそんなふうになりたいなと思いました。世界には私と同じようになん病の人がたくさんいます。今は治らない病気ですが、iPS細ぼうなどで治るといいなと思っています。薬が必ようなくても生活が出きたら、不自由なこともなくなります。たくさんの病気が治せるといいと思います。
最後に、たくさんの先生に助けてもらったのでこれからも自分を大切にしていきたいと思います。